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アルコール依存症治療プログラム

アルコール依存症治療プログラムについて

  アルコール依存症の治療は、入院での治療をお勧めしております。入院治療は社会の中で断酒を続けていくための準備期間として位置付けられます。入院中にアルコール依存症という病気に対しての認識を深め、断酒継続を目指していただきます。
 当院では原則として開放処遇での任意入院という形をとっています。集団生活を行う上で病棟では規律を守り、各自が責任ある行動を心がけてください。また、入院中は特段の事情がない限り、プログラムには必ず参加していただきます。

入院治療のながれ

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プログラムの概要

○断酒勉強会(全5回):アルコール依存症とアルコール関連問題に対する正しい知識を学んでいただきます。
○変化のステージミーティング(全6回):飲酒に関する偏った考えや行動に焦点を当て、「断酒」という行動変化を促すためのミーティングです。
○ミーティング『酒のない人生』(全16回):テキストテーマに沿ってこれまでの生活を振り返り、断酒に向けて他患者さんと意見を交わします。
○作業療法:体操、スポーツ、創作活動など行い、患者さん同士の親睦を深め、かつ運動機能の回復を目指します。また、作業を通じて忍耐力や協調性を養い、自分自身への問いかけを行います。
○歩こう会:体力増強と患者さん同士の親睦を深めることを目的とし、院外を5㎞程度散歩します。弁当持参で長距離を歩く「行軍」も不定期に行っています。
○料理教室:食の面からアルコール依存症を考えます。肝臓に良い食事とは?管理栄養士によるミーティングと実習の二部構成になっています。
○院内断酒会:同じ悩みを持つ仲間で集う自助グループの一つです。断酒生活を続けている人たちの体験発表などを通じて、自分なりの具体的な断酒継続の方法を見つけ出しましょう。(北九州断酒友の会 新門司病院支部)
○自助グループ交流会:地域で断酒を継続されている自助グループメンバー(当院OB、断酒会新門司病院支部、北九州MAC、各AA)をお招きし、アドバイスや紹介をしていただきます。

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行軍の様子 断酒会 忘年例会の様子

外出・外泊について

 外出・外泊は入院後1か月以降から可能です。ただし、治療プログラム参加を最優先とし、土曜・日曜で行ってください。なお、盆(8月13~15日)、正月(12月30日~1月3日)は再飲酒の危険があるため、外出泊は原則として禁止です。

ミーティングテキストについて

 アルコール依存症の治療には、ミーティング形式の治療が効果的といわれています。当院では『酒のない人生』と題しテキストを用いたミーティングを行いますので、お持ちでない方はご購入ください(¥1,000)。

病院のご案内

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